接客について

接客をしていると、感覚としていつも思い出すことがある。

たぶん、からだが覚えている。


働きはじめて、いちばんはじめの後輩が(まだ慣れていない)接客をするたびに

いつも「こんなだった、あんなだった、あー言えばよかった」と報告して、

その報告のたびに「次はこうしてみたら?あのタイミングでさ、声かけたらどうなるかな?」とか。

いっこずつ、振りかえって、切り替えを考えて。

ただ、接客だけに向き合う期間があった(後輩を育てるという期間なのだけど)

育ててるはずが、育てられているなんてことは、よくある話。

だけど、まったくその通りで、育てられてた。

後輩もちゃんと海外に教えに行くほどのスペシャリストになった。




今日、来てくれたYくんが、

「表裏ない人間だから、接客もそのままなんだ。」といった。

表裏ないから、いろんな人の気持ちに添える接客ができるのかもなと思った。


「だけど販売員育ってないんだ。育てたいから百貨店立ちたいんだよね」と言った。

わかる、と思ったし、そういうことか!と気づいた。


売れるから良い接客とは限らなくて、

相手の気持ちになって考えたり、想像したり。販売員の気持ちのやり場とか。

いろんなことが積み重なって、気持ち良い接客が成り立つのだと思った。


その経験を積めるのが、百貨店なのかもしれないと思った。

店頭に立っている間は、自問自答の繰り返し。「こう言えばよかったのかな?」

「どうしたら立ち止まってもらえるのかな?」


納得のいかない繰り返し、工夫の繰り返しが

やがて、周りの空気を掴め、そこに同化する販売員になるのかもと思った。



販売って、とても奥深いものだったのだと思い出させてくれた、東京出張でした。


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MoonLeaf narita maiko

MoonLeafのオーナーをしています。 ダイアリーのように忘れたくないことを書き連ねています。 簡単につくれるハンドメイドコスメのレシピも更新します。 2016年5月「幸せを引き寄せる「香り」の習慣」(幻冬舎)より発売中!

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